介護福祉士試験を合格するための戦略

こんにちは!
介護福祉士試験まで残り2か月を切りましたね。そろそろ勉強を始めようとしてる方も多いと思います。

日頃から仕事や家庭で忙しい中、さらに勉強する時間を作るのも一苦労だと思います。そこで今回は私自身が実践した介護福祉士試験の合格までの基本的な戦略をお伝えします!

試験概要(第32回介護福祉士国家試験)

日時:2020年1月26日(日)

試験時間(※前年度参考)
午前の部:10:00~11:50(110分)
午後の部:13:45~15:35(110分)

合格要件
総合得点の約60%以上(1問1点の125点満点)、かつ全ての科目で得点がある。

過去の合格基準もだいたい60%前後となっています。
第29回(2017.1) 75/125(60%)
第30回(2018.1)77/125(62%)
第31回(2019.1)72/125(58%)

介護福祉士の試験合格のポイントは、広く浅くです。
全科目での得点が求められるので、幅広く全体を勉強しておく必要があります。そして確実に点が取れるところをしっかり押さえておきましょう。

過去問のみ 、教科書はいらない!

試験勉強といえば「まずは教科書の第1章から…」と始めがちですが、介護福祉士試験においてはその必要はありません。

その理由としては、①問題の形式が選択肢のため、一言一句覚える必要がない②60%の正答で合格できる(5択問題のため、全体の実質40~50%の問題を確実に正答できれば合格)ので、全範囲を網羅するも必要がない。

過去問を使うべき理由は、①過去何度も同じ選択肢が使いまわされている②介護福祉士試験特有の問題形式を把握する。

過去問は介護福祉士試験のHPより、過去3年分の問題と答えが無料で入手できます。介護福祉国家試験過去の試験問題
ただし、効率的な試験勉強をするために、解説付きの過去問の購入をお勧めします。



介護福祉士試験合格の3つのポイント


①解説付きの過去問3年分を2~3回繰り返す。(1~3か月前)
基本的に記憶は、テストなどで思い出す作業を繰り返すことによって、脳に定着します。目安としては、過去問3年分を2週間1サイクルとして、繰り返すことをお勧めします。(だいたい1か月半くらいで終了)

【1回目】
まず全体通して解いてみる。問題の傾向や出題方法、時間配分を知る。現段階で何%得点できるかを確認する。間違った問題は解説を読み、理解する。
【2回目】
問題ごとに各選択肢も細かく確認し、どこが誤りかも把握する。苦手な分野や分からない専門用語などを確認する。
【3回目】
2回目で確認した各選択肢の成否を考えながら、解いてみる。間違った問題は再度復習し、時間をおいて改めて解いてみる。

②消去法で解くクセをつける。
問題を解いていると、つい正解のみを探しがちです。それよりも間違っている選択肢を確実に減らしていった方が、正答率は上がります。
また過去問の誤りの選択肢のどこが間違っているかを理解することで、本番でも同じような選択肢を確実に排除できます。

また総合問題などでも、明らかに違う選択肢を削っていくことで、全体の正答率が上がります。

③確実に点数のとれる分野(残り1~2週間)

出題範囲が狭く、確実に出題される分野は、他の分野より丁寧に勉強しましょう!ほぼ暗記なので、試験1~2週間前に集中的に暗記していきます。

介護保険法改正、障がい者総合支援法
毎年出題される分野であり、勉強していれば確実に点が取れるので、最低限抑えておきましょう。直近だと介護保険法・障がい者総合支援法ともに2018年度(平成30年)に改正されているので、改正内容は把握しといておきましょう。
その他、介護・障害関連の法律や社会保障に関しては、過去問を通して簡単に確認しておくとよいと思います。

医療的ケア
範囲が狭く出題される問題が限られているので、他の分野に比べて効率よく得点が取れます。過去の問題も見ながら、喀痰吸引や経管栄養の手順・注意点を覚えましょう。


迷ったら〇番の選択肢?

過去3年の問題の正答の選択肢(1~5)の確率を計算してみました。
①18.6%  ②20.2%  ③20.2%  ④21.3%  ⑤19.7%

若干④の選択肢の確率が多い気がしますが、そこまでばらつきはありませんでした。分からない問題でも、とりあえずはマークしておきましょう!約20%の確率で当たります。

以上、介護福祉士試験の合格戦略をまとめてみました。
皆さんの試験当日のご健闘を祈っています。

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