認知症にならない脳をつくる


こんにちは!
現役介護士のTARO(@taro26179991)です。

今回は認知症にならない脳をつくる方法として、認知予備能の活用を紹介します。

ちなみに認知症については、以前の記事で次のことをまとめてます。

☑ 認知症のリスク要因として、高齢・遺伝・生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症ほか)、喫煙などがある。

☑ 現在承認されている認知症の薬(ドネペジル・メマチン)の効果は限定的であり、副作用もある。

 


認知予備能は、アルツハイマー型認知症の発症を抑える防御因子です。統計的な研究で、高学歴(教育歴が長い)の人は認知症になりにくいというデータがあります。その要因として、この認知予備能という機能が関係していると考えられています。

認知予備能とは?

認知予備能は、アルツハイマー型認知症などの脳の病理変化や脳の外的損傷に対して、認知機能を保持するのに働きます。

よくある例として、死亡後の脳の解剖でアルツハイマー型認知症の状態がみられるにも関わらず、生前は認知機能の低下が見られないという方が一定数います。これは、脳の萎縮や病理変化があっても、残っている脳の部分で柔軟なネットワークが形成され、認知機能が維持されていたということです。

認知予備能は教育歴、知能の高さ、職業、余暇活動、社会的交流、運動など個人の経験に依存します。


高齢になっても認知症を発症しないためには、若い時から認知予備能を高めておくことが重要といえそうです。もちろん高齢の方でも、脳を鍛えることで、認知症の発症を遅らせたり、進行を抑えることができます。

認知症にならない脳をつくる方法

認知予備能を高めるためには、日常的に脳を使うことが必要です。

例えば…
☑複雑で刺激的な仕事に取り組む
☑脳の機能を活性化する趣味・余暇
☑社会交流やボランティア
☑有酸素運動や脳トレーニング

以上の習慣を意識的に取り入れることで、認知予備能を高め、認知症になりにくい脳をつくることができます。

具体的な方法として、医師である加藤俊徳著書の『脳の強化書』という本をご紹介します。


脳は、機能によって次の8つの番地に分けることができるそうです。

①思考系脳番地(物事を深く考える)
②感情系脳番地(喜怒哀楽の感情を表現)
③伝達系脳番地(人とコミュニケーションをとる)
④理解系脳番地(情報を理解する)
⑤運動系脳番地(体を動かす)
⑥聴覚系脳番地(耳で聞く)
⑦視覚系脳番地(目で見る)
⑧記憶系脳番地(情報を記憶する、思い出す)

各個人によって、得意不得意の機能があり、意識的に8つの機能を組み合わせて使うことで、脳のネットワークが作られていきます。


結果として、脳が鍛えられ、認知症になりにくい脳をつくることができます。具体的な鍛え方は、ぜひ本書を読んでみてください。

また他にも脳を鍛えるコツとして、「ポジティブに取り組む」「感動する」「笑顔をつくる」ことで脳が活性化するといわれています。

まとめ

  • 認知予備能は認知症の発症を防御する
  • 認知予備能は、刺激的な仕事や趣味、運動などで高められる
  • 意識的に脳の機能を使うことで、脳が鍛えられる

今回は認知症にならない脳をつくる方法として、認知予備能脳の鍛え方を紹介しました。将来私たちが認知症を発症しないための対策としても十分役に立ちます。さらに、介護の現場でも認知症の予防や進行を抑えるために、創作活動やレクリエーション中でぜひ実践してみてはいかがでしょうか。


本記事で感想や意見等をありましたら、Twitter(@taro26179991)までいただけると助かります。

参考資料
・神経心理学「認知症と認知予備能」/吉澤浩志
・脳の教科書/加藤俊徳


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