元訪問入浴介護士が考える高齢者の入浴事情


こんにちは!
現役介護士のTARO(@taro26179991)です。

今回は高齢者のお風呂についてまとめました。
私自身、前職で在宅の入浴介助を専門とする訪問入浴を3年間担当していました。

在宅で介護する上で、どのような方法で入浴し、清潔を保持するかは一つ大きな問題です。実際に介助する側も、身体的にも精神的にも負担が大きい部分だと思います。

高齢者の入浴ケア効果

入浴の効果を以下にまとめてみました。
入浴によって、高齢者特有の症状の改善認知症のBPSDの軽減効果も期待されます。

実際に病院では認知症の治療的ケアとしても入浴が実施され、全身循環を良好にし、脳を活性化する効果が期待されています。

要介護者の入浴方法

入浴は筋力や認知機能の低下などで、比較的早い段階で介助が必要となります。その際、介護サービスを使って、入浴する方法は主に以下の3つです。

①ヘルパー(訪問介護)介助で在宅入浴

訪問したヘルパーが介助し、自宅の浴槽へ入浴。比較的要介護度が低い方の対象。高齢者の入浴中の事故も多いため、ヘルパーが見守り、介助する中で安全に入浴できる。

②デイサービスなど通い先での入浴

施設によって大浴場や機械浴など入浴設備は様々あり、介護度に合わせた入浴が可能。通いサービスとセットで、利用料金も比較的安い。

③訪問入浴を利用しての入浴

看護師と介護スタッフが訪問し、自宅の居室(ベッドの横のスペースなど)に簡易の浴槽を設置しての入浴。比較的重度の方でも看護師の管理のもと、入浴が可能。

【番外編】温泉へ行こう!

高齢の方で温泉好きな方も多いと思います。
山崎まゆみさんの「バリアフリー温泉で家族旅行」では、高齢者や車いすでも行ける温泉を紹介しています。写真も多く、見やすい内容なので、お爺ちゃん・お婆ちゃんと一緒に温泉旅行の企画をしてみてはいかがでしょうか?


最後に

訪問入浴の介護スタッフとして働いていた時に、多くの方々がお風呂に入ることを楽しみに待ってられました。認知症などで判断力が低下すると、入浴に対して拒否が見られることもありますが、そういう方でもお風呂に入った瞬間に顔の表情が緩む瞬間を見てきました。お風呂は日本の文化の一つでもあります。ぜひ介護サービスを利用して、お風呂を楽しみましょう。


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