こんにちは!
現役介護士のTARO(@taro26179991)です。
今回は介護関連の資格をまとめてみました!
介護業界には、介護福祉士といった国家資格や多数の民間資格があります。国家・民間を問わず、様々な資格を紹介しながら、介護士がどういった資格を取るべきなのかを考えていきます。
代表的な介護の資格
介護福祉士
専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(喀痰吸引等を含みます)を行ない、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行なう。
受験資格には、実務経験3年以上または、福祉系の学校の卒業が必要。毎年1月に試験実施される。実務経験3年以上で受験する場合は、実務者研修の修了が必須。
訪問介護事業所におけるサービス提供責任者を担うのに必要となる。また事業所によっては資格手当が支給される。
介護職員初任者研修
介護に携わる者が、業務を遂行する上で最低限の知識・技術と実践的な考え方を身に付ける。入門的な研修・資格。
実施主体は、都道府県又は都道府県知事の指定した者で、一部通信での学習も可能。通信学習と3週間程度からの研修で取得できる。
介護福祉士実務者研修
より質の高い介護サービスを提供するために、実践的な知識と技術を学ぶ。
介護福祉士試験の受験に必須であり、たん吸引や経管栄養の研修も含む。また訪問介護事業所でのサービス提供責任者を担うのに必要。
初任者研修同様に通信学習と1週間程度の研修で取得できる。
ケアマネージャー(介護支援専門員)
要介護者や要支援者の人の相談やサービス(訪問介護、デイサービスなど)を受けられるようにケアプ ラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成や市町村・サービス事業 者・施設等との連絡調整を行う。また、要介護者や要支援者の人が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識・技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けた者とされる。
保健医療福祉分野での国家資格(医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士等)に基づく実務経験が5年以上必要。介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護支援専門員実務研修の課程を修了し、介護支援専門員証の交付を受ける。
その他の介護関連の資格
介護業界には民間の資格・研修が数多く存在するので、その一部を紹介します。
介護事務
介護事務業務の従事者として必要な社会福祉制度や介護報酬請求事務などに関する知識と技能を身に付ける。事務職員として介護報酬請求業務などに関わる際に役立つ。いくつかの民間の運営団体が存在する。
介護事務管理士
ケアクラーク
介護報酬事務技能検定試験
福祉用具専門相談員
介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業所に2名以上の配置が義務付けられている福祉用具の専門職。要介護者の心身状況や生活環境などに最適な福祉用具を提供。福祉用具の使用方法の説明や微調整などの業務を行う。
その他民間資格
- 認知症ケア専門士
- 認知症ケア指導管理士
- 認知症ライフパートナー検定
- 福祉住環境コーディネーター
- 福祉用具プランナー
- 高齢者住まいアドバイザー検定
- レクリエーション介護士
- 福祉ロボット検定/スマート介護士
- 認定福祉理容・美容介護士
- 手話技能検定
- 介護食士/介護食アドバイザー
- 旅行介助士/トラベルヘルパー
資格を取得するメリット
①仕事の幅が広がる
ケアマネージャやサービス提供責任者などの一部業務には資格が必要となってきます。また民間の資格であっても、資格の知識や技術を生かして、仕事の幅を広げることができます。
②給与や役職面
事業所によっては、介護福祉士などの資格手当てがもらえ、給与面の改善が見込まれます。また管理者やリーダー等に昇進する際に、資格が一定の条件となることもあります。
③転職で有利になる
転職活動の際に資格を持っていることで、自身の技術や能力を目で見える形で示せるので有利となります。転職しても、これまでのキャリアを継続して働き続けることができます。
④介護の技術・知識の向上
資格取得する過程で得た知識や技術は、もちろん介護現場でも直接役に立ちます。私自身もそうですが、資格取得などの動機がないと普段勉強しようとはなかなか思えませんよね。
介護士は今後どういった資格を取得するべきか?
今後の政府の方針では、特定処遇改善加算のような経験や技術のある介護士へ重点的に給与を改善する方向へ進んでいきます。介護士として働いていく上で、どのように知識や技術を高めていくかはこれからの課題となってきます。
ただし、多くの民間資格は数万円~十数万円の受験料・受講料がかかり、取得まで時間もかかります。数多くの資格がある中で、むやみに介護関連の資格を取得していってもメリットは少ないと思います。
そして介護の需要が多様化するにつれて、介護士の仕事も細分化していくことが考えられます。その時に、個人の得意・専門分野を作り、それに必要な資格を取得していくことが大切だと思います。さらに、その知識や技術を人に教えられるようになると、より仕事の幅も広がっていくでしょう。
また高齢者の増加によって、他業種の仕事でも介護の知識・技術が必要になってきます。例えば「介護×旅行」「介護×美容」「介護×アパレル」など…といったように、介護保険外での仕事も出てきます。その際に、必要な知識や技術の取得に、資格や研修が役に立つのではないでしょうか。
以上、【介護士が今後取得すべき資格】でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。感想や意見等ありましたら、twitter(@taro26179991)まで頂けると助かります。
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