こんにちは、介護福祉士のTARO(@taro26179991)です。
先日(2021年7月)『ディープラーニングG検定2021#2』に挑戦しました。
そこで今回はIT系の資格であるG検定について紹介しながら、受験した理由や勉強方法・スケジュール、そして合否の結果までをまとめていきます。
ディープラーニングG検定とは?

G検定とは、日本ディープラーニング協会が実施する【機械学習や人工知能(AI)、ディープラーニングの基礎的な知識】と【事業活用のための知識・能力】の取得を目的とした検定試験です。
具体的には『AIとは何か?AIの歴史』や『ディープラーニングの概要や具体的な手法』、『社会実装への活用』などを学習します。詳しく知りたい方は、公式HPを参考にしてみてください。
G検定の受験までの経緯
介護現場の間接業務の多さとアナログな方法に違和感を…
介護現場で働いている方なら分かると思いますが、利用者と直接介助する以外の間接業務って意外と多いです!毎月の職員のシフト調整をはじめ、毎日の業務の担当を割り振り、送迎のコースを決める…など、介護サービスの種類によっても異なりますが、そういった間接業務を現場の職員が日々行っています。さらにその間接業務をアナログな方法でやっていることも。(紙に一つ一つ書いたり、同じような内容をExcelに毎回入力したり…)
私自身この現状に違和感を感じ、Excelのマクロ機能などを学習して、職場での簡単な入出力の作業を効率化してきました。以前の記事でExcelマクロについて紹介していますが、プログラミング初心者でも簡単に扱うことが可能です。
現在は、より複雑な作業を効率化するためにPythonというプログラミング言語を学習しています。その学習の過程で機械学習やAIに興味を持ち、今回のG検定の受験を決めました。
介護業界のAI活用事例
介護業界でもAIの活用は徐々に進んでいます。活用事例を少し紹介していきます。
・AIを用いたケアマネージメント支援
ケアデザイン研究所(CDI)では、AIを活用して利用者のアセスメント情報からケアプラン作成や将来の状態を予測するサービスを提供しています。
・コーチングAIによる介護技術・ノウハウ指導
株式会社エクサウィーザスでは撮影した介助の動画からAIによるコーチングを行い、介護初心者が的確な指導を受けることができます。
・AIによる予約管理や持ち物の記録
株式会社マクニカでは、AIによるショートステイの予約管理(日時や部屋番号)や利用者の持ち物の記録を自動で管理できるシステムを開発しています。
他に会話・見守りロボットにもAIの音声認識が活用されています。このように大量のデータや画像・動画などをAIが学習することで、本来ヒトがしていた業務を補助、自動化することがきます。また政府のAI戦略でも介護分野の『AI / IoT技術の導入推進』や『AI/ IoT活用による介護従事者の負担軽減』を掲げています。今後も介護業界でさらにAI技術の導入が進んでいくと考えられます。
G検定の勉強方法&スケジュール
ITやAIに関するの知識がほとんどゼロだった私は試験2カ月前よりG検定の対策をスタートさせました。学習方法は次の通りです。
~ 試験まで残り2カ月 ~
(1)G検定公式テキスト1周目
⇒ 一通り読みながら、重要な箇所にマーカーを引いていく。この段階で分からない単語は気にせずスルー。
(2)公式テキスト2周目
⇒ 各単元別にノートに書き出し、自分なりにまとめていく。個別の単語は重要度の高そうな単語を覚えていく。
(3)G検定問題集1周目
⇒ 実際に問題を解きながら、本番の出題形式を把握する。
※(2)(3)は各単元で並行して行っています。
~試験まで残り1か月~
(4)Study-AIの模擬テスト (実戦形式の問題を無料で閲覧可)
⇒ 現段階でどの程度の得点できるかを知る。※私自身この段階で6割程度の得点率でした。
(5)問題集2周目
⇒ 間違った問題は公式テキストを見ながら復習する。出題される単語を覚えていく。
(6)単語集を作成
⇒ 公式テキストから単語を抜き出し、単語集(Excelで単語と意味を表に)を作成。試験当日は単語集を見ながら、問題を解いていくため、カンペの役割にも!
学習時間は平日で30分~1時間、休日は1~2時間で、総学習時間は2カ月で50時間程度でした。
G検定合否の結果は?
試験自体は自宅PCでの受験でしたが、久しぶりの資格試験(介護福祉士の試験以来)でとても緊張しました。試験時間は2時間あったのですが、問題数も200問以上と多く、時間的余裕がほとんどなかったです。
そして試験から約2週間で合否通知が届きました。
結果は無事合格でした!!
まとめ
今回はディープラーニングG検定の合格するまでをまとめてみました。
まずG検定を受験した感想としては、最新のAIやディープラーニング技術の仕組みなど理解がとても難しい部分もありましたが、事前に作った単語集も確認しながら試験に臨めるので、試験自体の難易度としてはIT未経験でも独学でなんとか合格できるレベルだと思います。
そして今回G検定を受験して良かった点として、次の2つがあります。
・G検定の学習を通して、AIやディープラーニング、最新のAI技術(画像認識や言語処理など)を幅広くに学ぶことができた
・G検定E資格の合格者限定の「CDLE」というコミュニティに参加でき、より専門的なメンバーとの交流が期待できる
今後は、介護の現場で活かせるように必要な技術をさらに深く学んでいければと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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